「極彩色肉筆絵巻 座敷牢(The Karakuri)」制作状況
あらすじ  制作全体の流れ 

●「座敷牢」(当初2時間26分)を短くする再編集作業が完了し、本日上映時間が決定しました。「1時間55分(4分休憩を含む)」です。(「ホライズンブルー」は4時間を大幅カットし 1時間52分(5分休憩含む)でした)。今回やむを得ず休憩を入れる理由は、傷病により1時間毎に休憩が必要な人が少数でも存在する事と、 原田監督自身が持病により2時間連続の上映が耐えられないためです。 今回、休憩無しの1時間45分を目指し大幅に約30分カットしましたが、それ以上はどうしても切れなかったそうです。 「少女椿」をご覧になられている方の多くは単純に「エログロ」だけを楽しみたいと思いますが、今回はそれだけではありません。 脚本を見る限り確かに自主規制用語満載、虐め・暴力・虐待・差別・殺人、激しいスプラッターシーン(人体切断や流血)は多いのですが、 原田監督の連絡メールにはこう書かれています。 「過激描写だけの作品ならわざわざ自分が自主制作で作る意味がない。近年日本では生活苦、自殺、虐め、無差別殺人、世界では虐殺や空爆による大量殺人が続いている。 行儀のよい産官学推奨コンテンツではなく、人生が変わるぐらいの衝撃的な作品が逆に必要。それは60〜70年代、日本映画が普通に実践してきた事なのに 今は他人の評価を気にして大人しくなっている。それでは社会や陰惨な子ども社会は変わらない」。 というわけで今回も「ホライズンブルー」のようなとても重く辛い内容になっています。唯一の娯楽的?な見せ場は、クライマックス10分間続く「背景動画( 主観で背景だけ動く手描きアニメーション)」ではないかと思います。 明日からはこれまで作画した着色動画の整理やデジタルカメラでの再撮影(これまでは旧式ビデオによる撮影でした)の作業に入る事になります。(2020/2/21)
●「座敷牢」上映時間を短くカットする作業が3/4まで進み、現在 2時間26分から 2時間10分になったそうです。(2020/2/20)
●二十数年前に録音済みの台詞(脚本)のカット作業が半分まで進み、現在のところ総尺(上映時間)が 2時間26分から 2時間16分になったそうです。(2020/2/19)
●右の画像はフォトショップで作られた清書用の五線紙(A4サイズ・座敷牢用)。ト音記号と小節線があらかじめ印刷されています。老眼鏡無しでも見られるように、 前回より五線の幅を少し大きくし、音符が見やすいようにあらかじめ薄い線で印刷してあります。 最下段のドラム・パーカッション・ベース部分は五線と五線の間が狭しA4用紙内に無駄なく収まるようにしてあります。 左側が小編成用、右が大編成用。以前はカセットテープ式のMTR(ティアック144)を使ってピンポン(多重)録音していましたが、現在では ミュージック・クリエイターというソフトを使っているそうです。ただしドラムパート以外は打ち込みではなく、実際に楽器を演奏したものをマイクやケーブルをパソコンに繋げてソフト上で 多重録音しているそうです。 以下原田監督がすでに親しい人に公開済みの写真から幾つか紹介します。c は録音風景。ギター、バイオリン、KORGのシンセ(37年間故障なし)、モーグのテルミン、民族楽器など一通りの楽器が揃っています。 テルミンのACアダプターが見つからず、楽器店を通して米モーグ社に連絡したら、購入してから20年ぐらい経つのにちゃんとACアダプターを送ってくれて感動したとか。 尺八の代わりにリコーダーを使ったり、風鈴やおもちゃの楽器も使われています。 d は小型のドラムセット。 e は「二度と目覚めぬ子守唄」などで活躍した「MTR・ティアック144」が1980年代後半に故障、修理不能になり、その後使っていたカセットテープ式MTR。もう使わないので 数年前に処分したそうです。f もやはり使わなくなり処分した撮影用具(露出計や色照明用のパラフィンなど。一部はレトロ商会に寄付)。 g は2004年東京ファンタスティック映画祭「地下幻燈劇画少女椿」オペエリア。会場で映像に合わせてミニディスク音源を出力したりキーボードを生演奏していたのです。
c d e f g h
h,i は「ホライズンブルー」編集中の風景。WindowsXPとプレミアエレメンツ・バージョン2で編集されました(まだフルHD書き出しができない時代でした)。 jはフォルダの中の画像ファイル。1330カットとなると膨大な量です。 k,l は作画風景。殆ど輪郭線はユニの鉛筆が使われていますが、冒頭の春子のマンションはペンで描かれているようです。 m は絵コンテ。個人で作画するので、かなりラフな絵になっています。 n は「ホライズンブルー」のクライマックス場面。電気をつけないギリギリの暗さで表現されています。原田監督は「妖怪人間ベム」3話でやはりギリギリの 暗い映像を作ったところ「真っ暗で何も見えない」とプロデューサーからクレームがあり、半分ぐらい撮影し直しをさせられたとか。 この暗い映像はアメリカの撮影監督:ゴードン・ウィリスのテクニックを参考の一つにしたとの事。o はゴードン・ウィリスのインタビュー(フィルムアート社の書籍)です。 (2020/2/19)
i j k l m n o
●台詞の再編集作業が1/5まで進み、「座敷牢」の全ての台詞(脚本)から4分間カットし2時間26分→2時間22分になったそうです。理想は「1時間45分」だそうですが、 このペースのままだと短くとも2時間になってしまうとの事。 2時間になった場合、再び休憩を入れるかどうか検討するそうです。「休憩」を入れるのは難病を持つ人の中に1時間ごとの休憩が必要な人もいるからだそうです。 同時にBGMが次々譜面に起こされています。もう何十年も制作している作品で全てのメロディは頭に入っており、ただ書き写すだけで良いそうです。 (2020/2/18)
「極彩色肉筆絵巻 座敷牢」全体の流れ をUPしました。(2020/2/17)
●台詞の粗編集が全て終わったそうです。現在の総尺(上映時間)は2時間26分。これからどこまでカットできるか、明日から再編集作業に入るそうです。 台詞先行録音の作品なので、音編集の後に作画・撮影となります。 「ホライズンブルー」は1330カット1万枚でしたが「座敷牢」は2000カット・4万枚で、1日1カットのペースで進んでも、作画・撮影だけでも6年以上は軽くかかるそうです。(2020/2/17)
●台詞の粗編集が85%まで終わったそうです。現在までの尺(分数)は 2時間5分とのこと。(2020/2/16)
●台詞の粗編集が4分の3まで終わったそうです。現在までの尺(分数)は 1時間50分とのこと。(2020/2/15)
●台詞の粗編集が3分の2まで終わったそうです。現在までの尺(分数)は 1時間45分とのこと。(2020/2/13)
●台詞の粗編集が半分まで終わったそうです。現在15ロール=1時間半になっており、最終形が「3時間」になった場合、最低でも1時間カットしなければならないとのこと。 当初「休憩無しの1時間半作品」をめざしていたのですが難しそうで、再び「休憩付きの2時間作品」になるかもしれないとのこと。 作業は休みなく連日続けられています。今後の流れとしては台詞の粗編集→台詞の詳細編集(3時間を2時間に縮める)→作画済みの部分を デジタルカメラで再撮影、同時に音楽制作。これらが終わって初めて新作部分の作画作業・撮影作業となります。右の画像は書きかけの音楽のスケッチだそうです。
※ホライズンブルー上映のアーカイブ・ページを作る予定なのですが、特に資料を提供して下さった関係者の皆様、もうしばらくお待ちください。 原田監督が膨大な写真の中からウエブにUPする写真を選ぶことになっているのですが、座敷牢の音編集が終わり「総尺」が決定するまで他の事務作業は無理そうです。(2020/2/12)
●22年前に録音された膨大な量の台詞データからOKテイクを抜き出し音編集し脚本通りにタイムラインに並べる作業が連日続けられています。現在5ロール(約25分=全体の1/8)の 粗編集がやっと終わったそうです。 このまま行くと短くても完成の総尺が2時間半〜3時間になってしまうので、 そうなったらどこかのシーンをカットしなければならないそうです。 ちなみに「ホライズンブルー」は4時間の台詞を大幅にカットしてやっと2時間にまとめられました。(2020/2/10)
●ツイッターで公開された絵です※右画像→(2020/2/8)
●写真右は「座敷牢」音楽用の新しい自家製五線紙です。Photoshopで作りA4のコピー紙にプリントアウトして使用します。
原田監督は加齢で年々視力が落ちているので、 線の幅が年々広くなっています。写真右は「二度と目覚めぬ子守唄」 (1985)に使用されたBGMのスコア(1981年)です。>※写真クリックで拡大できます(2020/2/8)
●現在霧生館では22年前に先行録音された「座敷牢」の台詞の編集作業に入っています。1カット:5〜10テイク録音した中からOKテイクを選び、かなり細かい編集作業が行なわれています。 デジタル上映に向け、オリジナル画像サイズ(解像度・スクリーン比・フレーム)も再決定されました。 「ホライズンブルー」はゴールデン・セクション サイズ「1:1.618」(中平康監督が 1976年の映画「変奏曲」で使用。「東宝ビスタ」にやや近い縦横比)で制作されましたが、「座敷牢」では「1:1.4」という、スタンダード(4:3)と黄金比の中間ぐらいの オリジナル・スクリーン比で制作される事になりました(途中で秘密の仕掛けがあります)。(2020/2/6)
●22年前に録音された「座敷牢」の台詞は現在生産終了になっている「MiniDisc」約30枚に記録されています。機器の不調も改善し、長年所在不明になっていた データがほぼ見つかり、本日デジタルファイルへの変換が終わったそうです。 年月も経っているので一から音声トラックを組み直し、作画済の動画を再撮影したのち、新作部分の作画に入り、 並行して音楽制作を行なうそうです。かなり過激で衝撃的な内容になっています。 (2020/2/3)
Youtubeに「座敷牢」「二度と目覚めぬ子守唄」「霧生禁色裏画報」など計6つの関連動画を UPしました。(2020/2/1)
●霧生館では「座敷牢」など過去の作品に出演・協力していただいた方の現在の連絡先を探しています。「座敷牢」完成は2030年頃になりますが、出演・協力等の お心当たりのある方は きゆばる kiyubaru@gmail.com までご一報いただけますと大変助かります。(2020/2/1)
●座敷牢の制作は連日休みなく急ピッチで進められています。すでにダンボール3箱分くらいの作画が完了、最終的には10箱分ぐらいの分量になるそうです。 壮絶な子ども社会の虐めや差別、弱者攻撃や村八分、暴力・残酷・性描写・過激な台詞満載ですが、根底には社会の様々な不条理への激しい怒りが溢れています。 「座敷牢」の絵はSNSで公開できないものばかりなので、このページで時々経過をお伝えする予定です。(2020/2/1)
●「座敷牢」は現在25年前のダンボール5箱分のデータの整理から作業開始されています。原田監督は現在 持病の難病(難治性疾患)と鬱病・睡眠障害の高齢期に向けた治療に 入っており、具体的には難病の特効薬の分量を減らしたり、ビアーズ基準等を考慮し向精神薬を非ベンゾジアゼピン系に変更するなどして経過観察中です。 上映活動はしばらく無理ですが、作品制作は机仕事が主なので可能だそうです。 原田監督は稀少難病者連絡会に加盟しています。「ホライズンブルー」「座敷牢」の元スタッフ・関係者の中にも、現在闘病中の方が複数いらっしゃいます。 同様の傷病・障害を持つ方、信頼できる医師や信頼できる患者の会(連絡会)などに繋がるなどして有効な治療や情報共有ができますように。 (2020/1/22)※写真クリックで拡大できます→
●「座敷牢」の主人公の少年のキャラクター・デザインの元になったのは、1957年のドキュメンタリー映画「世界は恐怖する 死の灰の正体」 (製作:日本ドキュメントフィルム/監督:亀井文夫、ナレーション:徳川夢声)に出てくる広島で被爆した乳児の写真です。 そのシーンには「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」という原爆死没者慰霊碑の言葉が添えられています。 この映画や写真の出典については亀井文夫著「たたかう映画-ドキュメンタリストの昭和史-」(岩波新書)などをご参照ください。(2020/1/17)※写真クリックで拡大できます→
●名古屋上映(1/3)終了後、霧生館アトリエでは「座敷牢」の制作が再開されました。27年前〜20年前すでに完成していた4分の1の部分の多くは、miniDV、 Hi8、8mm-video、SVHS、VHSなどで撮影、MiniDisc、DATで録音されていましたが、すべて現在では生産中止になった機材ばかりで、昔の機器が作動せず、また 新しいパソコンのOS・ソフトのサポート対象変更(*)により、20年前のtgaファイルなど昔のデータが読みだせない事が今月 判明しました。 幸い原画・動画・着色画は保存されてますが 、事実上一から撮影し直さなければならなくなりました。 1日のノルマから計算しても完成までに軽く10年はかかるそうです。なお8mm、16mmなどフィルムで撮影した部分は無事で、 ほぼテレシネ(デジタルファイル化)が完了。 (*)「ホライズンブルー」はWindowsXPとプレミアエレメンツver2で作られましたが、完成後、 「座敷牢」用にWindows10とプレミアエレメンツ2019を新たに購入したところファイルの互換がうまくいかなかったそうです。 (2020/1/16)
●上映活動休止のお知らせをSNSや関係者メールでお伝えしました。(2020/1/15)


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